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ロシナンテ

ロシナンテ

お久しぶりです。
つい先日、会社の忘年会に参加してきました。

楽しかったは楽しかったのですが、正直その場をどう取り繕うかで頭がいっぱいでした。。

久方ぶりの投稿で勝手を忘れている&乱文•長文ではありますが、良かったらご覧ください↓


入社して二回目の忘年会。
今年の舞台は、東京タワーを正面に望む
「虎ノ門エディション」

煌々と光る夜景に負けじと、会場の人々も華やかだった。

今年はドレスコードがあるという。テーマは “Quiet Rich”

静かに豊かで、控えめなのに上質で、気取らないのに洗練されている―そんな概念だ。
だが これまでも、そして恐らくこれからもQuiet Botchな私にとっては対極に在ろうテーマ

周囲が活発にそして、どこか物語的なテンションで言葉を交わす最中で私は、輪に飛び込むほんの一握の勇気すら持てないままでいた。

自分だけ薄い膜を張られているような疎外感と、ちょっとした自己憐憫にひとり静かに苛まれていた。

辺りを見渡せば、誰もがシャンパン片手に まるで “今日という夜が人生のハイライト”と言わんばかりの写真を夜景と共にスマホのカメラロールへ押し込んでいる。その光景は華やかで眩しくて、そして遠い。 

かたや私は、グラスを傾けてシャンパンを舐めるように口に運んでいた。夜景が映えるガラス越しに映った自身の姿は、ちっぽけでどこか儚く、まるで 夏の終わりに路肩に横たわる蝉の骸のようだった。

秘密兵器として持参した、向こう側が透けて見えるほどのペラペラ生地のルパン三世の衣装と、気合いを入れて数ヶ月前から練習し 温めてきたビートボックスもタイミングが分からずお披露目せずに終わった。日の目どころか、スポットライトすら一瞬も当たることはなかった。

煌々と明るく華やかな空間だからこそ、影はくっきりと浮かび上がる。

そんな自分に嘲笑しながらも、この夜を過ごしたことが、きっと明日以降の糧になる――
そう信じたくなるほど美しく、悔しく、ちょっとだけ切ない夜だった。
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お久しぶりです。