それでも、そのような対象のない言葉にも二種類あり、一つは「無」「無限」「不可能」のように、その対象のなさそのものを否定的に表現する言葉である。これは議論において正当に使うことができるものである。もう一つは、全く意味のない言葉であり、それには定義がないまま使われている言葉と、両立しない二つの言葉を組み合わせたもの(「四角い丸」など)とがある。ホッブズはこれにより当時の神学的・形而上学的議論の大半を意味のない言葉を用いているものとして切り捨てる。 関連する投稿をみつける
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それでも、そのような対象のない言葉にも二種類あり、一つは「無」「無限」「不可能」のように、その対象のなさそのものを否定的に表現する言葉である。これは議論において正当に使うことができるものである。もう一つは、全く意味のない言葉であり、それには定義がないまま使われている言葉と、両立しない二つの言葉を組み合わせたもの(「四角い丸」など)とがある。ホッブズはこれにより当時の神学的・形而上学的議論の大半を意味のない言葉を用いているものとして切り捨てる。