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にいちゃん
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臼井優
仏教の「六道（ろくどう）」と呼ばれる6つの世界（地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人間道・天道）のそれぞれで苦しむ人々を救うために、6体の地蔵菩薩が姿を変えて現れたものです。
お墓や寺院の入口などに並んでおり、故人が六道いずれの世界へ行っても救済され、成仏できるように、また現世の安寧を願って祀られています。
六道と地蔵の役割
地獄道:檀陀（だんだ）地蔵が救済。
餓鬼道:宝珠（ほうじゅ）地蔵が救済。
畜生道:宝印（ほういん）地蔵が救済。
修羅道:持地（じじ）地蔵が救済。
人間道:除蓋障（じょがいしょう）地蔵が救済。
天道:日光（にっこう）地蔵が救済。
祀られる場所と意味
場所:墓地の入口、村の境、辻（交差点）、お寺の門前など。
目的:亡くなった人が六道輪廻のどの世界に転生しても、救い導かれるようにという願い。現世と来世の安楽（二世安楽）を願う意味もある。
特徴:6体の地蔵は印相（手の形）や持ち物（蓮華、錫杖、数珠など）がそれぞれ異なり、中には地獄道へ急ぐため片足を崩した姿の地蔵もあり、地域や伝承によって個々の名称や姿には諸説あります。
まとめ
六体地蔵は、死後の世界を旅立つ人々が迷い苦しまないよう、六つの世界すべてで救いの手を差し伸べる地蔵菩薩の働きを表しており、人々の故人への想いや祈りが込められた存在です。
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