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しの🥝‼️
彼がそっと見つめるたび、花彩のまわりには“見えないはずの花”が咲く。
透羽にはそれが色鮮やかに視えているらしい。
けれどその日、透羽の様子がいつもと違った。
「透羽、大丈夫……? なんか顔、白いよ」
少年はぎこちなく笑みを作った。
「大丈夫、ちょっと……咲きすぎただけ」
咲きすぎ?
花彩が問い直すより早く、透羽の右目に淡い光が走った。
次の瞬間——
彼の視界に“花が魅せる幻の世界”が暴発するように広がった。
色、光、声。
誰かの涙。
誰かの嘘。
誰かが捨てた願い。
すべての“花の記憶”が一度に押し寄せ、透羽は膝をつく。
「透羽!!」
花彩が駆け寄ると、透羽は震えながら言った。
「……花眼は、本当は見ちゃいけないものも見えるんだ。
花が隠そうとした痛みとか、過去の嘘とか……
見続けると、目が“咲き崩れる”」
花彩は息を呑む。
「咲き崩れるって……」
透羽は花彩の手首を軽く掴んだ。
その瞳からは花弁の光がゆらゆらとこぼれている。
「もし完全に崩れたら、
僕は“花が魅せる世界”の中に呑まれて——戻れなくなる」
まるで“花の幻の住人”に変わってしまうような言葉だった。
なのに花彩は、怖がるよりも先に声を震わせていた。
「そんなの……そんなのダメだよ。
透羽をひとりでそんな場所に置いていくなんて」
透羽はふっと目を細める。
「変な子だね、花彩。
自分の記憶だってなくしてるのに、人のことばっかり」
その時だった。
風もないのに、花彩の背後に淡い金色の花が咲いた。
透羽が目を見開く。
「……この色……“誓い”の色だ。
誰かを繋ぎ止めようとした、強い誓い……
君、やっぱり——」
透羽が何かを言いかけた瞬間。
庭の奥から、鈴の音のような声が響いた。
——花彩、戻ってきて。
——あなたは“庭の外”の子でしょう?
花彩のまわりに、金色の花が一斉に咲いた。
透羽だけが、その“正体不明な声”の持ち主の姿を見ていた。
その姿は……誰より花彩に似ていた。
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おもち

九黒 桜雷 ⛄️
JANE DOE

むやち

ガッキー
回答数 58>>
しかし、お互いに顔が生理的に受け付けなかった
見た目が悪いとかではなく、生理的に無理なのだ
でも、相手を傷つけたくないと言う優しさだけが二人を繋ぎ止めている 二人の心の声

紫苑/しおん🐈⬛
第22〜26章《別れと死》
『おじさんの惑星の人たちは』と、王子は言いました。『たった一つの庭で5千本の薔薇を育てている...でも、彼らが探している物はそこには見つからないんだ...』
「見つからないね。」と、僕は答えました。
『でも、それはたった一本の薔薇や少しの水の中に見つかるかもしれないんだよ...』
「勿論さ。」と、僕は答えました。
王子は更にこう言いました。
『でも、目には見えないんだよ。心で探さなくちゃいけないんだ。』
------☆ ★ ☆-------
王子さまは蛇に委ね、星へ帰ります。死は帰郷であり、目に見えなくても心で感じる存在は残ります。
あなたにとって、見えないけれど心で感じる大切なものは何ですか?
今日もその存在を心に抱いて過ごしてください。
#プラトン #死の超克 #心の存在

ジムノペディ(オーボエとピアノのための編曲: 前田 憲男)

あめ☔️
外とかでもそうやって呼んでる人見ると大概声が大きかったりする人間だから近寄りたくはないです☺️
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めと
↑
は?

サケサ

ぷっぷ
あの辻野のイラスト使ったグッズは欲しい

ゆうや

くれは

もらた

サボフ

ヨーチ
なんでこんな打つん?笑

ポカ

くら@横
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