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ぶたのしょうがやき
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吉田賢太郎
「阿呆」は、見えない檻(おり)の中で生きている。
教科書に書いてあることや、誰かが決めた「普通」だけを信じ、
そこからはみ出すことを、幽霊のように怖がっている。
自分一人で立つのが怖いから、
すぐに「みんなも言ってる」「これが常識だ」と
他人の服の裾を掴んで、安全な場所へ引き込もうとする。
それは、自分の頭で考えることをやめた、空っぽの恐怖だ。
けれど、「馬鹿」は、すべてを知っている。
それがどれほど危険か、どれほど笑われる可能性があるか。
世界の仕組みも、隠された裏側も、
自分の目で見つめ、その解像度を極限まで高めている。
すべてを理解し、認識したうえで、
それでもあえて、自分の信じる道へ足を踏み出す。
誰のせいにもせず、誰を巻き込むこともなく、
ただ静かに、自分の魂が納得する方へと突き進む。
阿呆は群れ、馬鹿は立つ。
「賢者」を気取って誰かを見下す必要なんてない。
既成概念という鎖を、自らの認識で断ち切れ。
世界を、他人のフィルターを通さず、ありのままに捉えろ。
君は、恐怖に縛られて誰かを道連れにする「阿呆」になるか?
それとも、すべてを知ったうえで、誇り高く笑われる「馬鹿」になるか?

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