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アクア−Devil

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村上。その名前を聞くだけで、俺の胃の腑は鉛のように重くなる。仲良くなる? 笑わせるな。あの男とは、絶対に分かり合えない。分かり合う必要もない。

終わらない因縁
アジトの薄汚れたソファに深く身を沈め、俺は壁に貼られた写真を見つめた。そこに写っているのは、村上だ。笑っている。それがまた、俺の神経を逆撫でする。奴とは幾度となく仕事で顔を合わせた。だが、共通の敵を前にしても、あいつのやり方、あの薄っぺらな笑い方、すべてが俺の気に食わない。

「おい、次のターゲットは村上と一緒だぞ」

情報屋からの連絡に、思わず舌打ちが出た。よりにもよって、あの男と組まされるとは。最悪だ。俺はソロで動くのが信条だ。余計な連携など、足枷にしかならない。特に村上のような、やたらと愛想笑いを浮かべ、裏で何を考えているか分からないような奴とは。

衝突と決別
指定された廃工場に到着すると、既に村上はそこにいた。相変わらず、清潔感のないスーツを身につけ、胡散臭い笑みを浮かべている。

「やあ、まさか君と一緒とはね。これは奇遇だ」

へらへらと手を差し出す村上を、俺は無視してターゲットの資料を睨んだ。「さっさと終わらせるぞ。余計な邪魔はするな」

俺の冷たい声に、村上は肩をすくめた。「おやおや、相変わらず冷たいねぇ。もう少し友好的にいこうじゃないか」

友好的? この男にそんな言葉を使う資格があるのか。奴の過去を知らないわけじゃない。人を騙し、裏切り、のし上がってきた人間だ。そんな奴と、俺が分かり合えるはずがない。

作戦中も、村上の行動は俺の癇に障った。ターゲットを追い詰める際も、必要以上に回りくどい手を使ったり、不必要に命を弄ぶような真似をしたり。俺はただ、与えられた任務を効率的に、そして確実に遂行したいだけだ。奴のやり方は、すべてが癪に障る。

「おい、何をやってる!」

俺が指示を出すと、村上は楽しそうに笑った。「たまには遊びも必要だろう? 人生は一度きりだからねぇ」

その言葉に、俺の怒りは頂点に達した。俺たちの仕事は、遊びじゃない。俺が背負っているものの重さを、この男は少しも理解していない。

任務は完遂した。だが、俺たちの間に友好関係が芽生えることは決してなかった。むしろ、これまで以上に深い溝ができただけだ。

「二度と、お前とは組まない」

俺はそう言い放ち、村上に背を向けた。背後から聞こえる村上の含み笑いが、耳にこびりついて離れない。

俺にとって、村上は永遠に理解できない、そして理解したくもない存在だ。あの男と、仲良くなれるはずがない。これからも、俺は俺の道を行くだけだ。

今後、村上と再会する機会は来るのでしょうか? それとも、これで完全に縁が切れると思いますか?
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村上。その名前を聞くだけで、俺の胃の腑は鉛のように重くなる。仲良くなる? 笑わせるな。あの男とは、絶対に分かり合えない。分かり合う必要もない。