一度芥川賞候補になるも食えず帰郷する車谷長吉に新潮社前田速夫が引き留めの手紙を送る。「一度文学に手を染めたら人は終生作家として生きなくてはならない。元作家というのはありえない。これが掟です」この言葉はエディタウンゼントの「ボクシングの虫に刺されたらもう治らない」と重なる。