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🌟まりも♂漢

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実は、日本では1960年代までは、「売血」と言って、献血をした人に対してお金を支払うということがありました。民間企業が「血液銀行」を運営し、そこで一般の人々にお金を払い、輸血用などの血液を集めていました。いくらぐらいもらえていたかと言うと、1964年12月の新聞記事によると、400ccで1200円ぐらいだそうです。当時の高校卒業程度の国家公務員(一般職)の初任給が約14000円(現在の初任給15万円程度)でしたから、1回の献血で1200円というのはけっこうな金額です。今でも、もし献血をしてお金がもらえるのであれば、みんなもっともっと献血に積極的であったかもしれません。しかし、なぜ民間の血液銀行がなくなり、献血は無償になってしまったのでしょうか。

「暴力少年六人を逮捕 血液銀行の常連 「命」のいれずみ
 ……傷害、暴行を働いていた少年六人を捕えた。同署で調べたら十五歳から十七歳までの少年で、大半が血液銀行の常連。……みんな職を持たず……金がなくなると二、三人ずつ連れだって渋谷などの血液銀行に通っていた。採、供血あっせん業取締法の規定によると、同一人から一月以内に二度は採決できず、また十六歳未満は資格がないのに、この連中は偽名や変装して同輸血研究所の目をかすめていた。」(朝日新聞1959年9月10日東京夕刊)
「売血いまも 不況にあえぐ労働者 職あぶれ、安値で 製薬用に
 『黄色い血』。輸血用の保存血をほとんど売血でまかなっていた一昔前の不良血液のことだ。いま、保存血はすべて献血でまかなわれるようになった。が、売血はいぜんとして生きており、医薬品の原料として、製薬会社が買い上げている。売り手は、以前と同じ東京・山谷や横浜・寿町、大阪・あいりん地区の日雇い労働者たちだ。買い値は、長年据え置かれ、涙金にも等しい。しかし、そのわずかな金を、自分の血を売ってでも手に入れなければならないほど、慢性的不況の中で、売り手の労働者たちはあえいでいる。」(朝日新聞1977年2月12日東京夕刊)

 これらの記事では、遊興費や生活費をかせぐための売血がおこなわれ、規定の回数を超えたり、年齢を偽っている場合があることがわかります。後の方の記事では、職のない日雇い労働者たちが健康を害するほど売血をしていることも書かれています
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コメント

水溶き片栗粉

水溶き片栗粉

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そう、質の悪い血液しか集まらないことになる

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🌟まりも♂漢
🌟まりも♂漢
そうなんですよね でも、こんなに高額なら、皆さん積極的になるでしょうね
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実は、日本では1960年代までは、「売血」と言って、献血をした人に対してお金を支払うということがありました。民間企業が「血液銀行」を運営し、そこで一般の人々にお金を払い、輸血用などの血液を集めていました。いくらぐらいもらえていたかと言うと、1964年12月の新聞記事によると、400ccで1200円ぐらいだそうです。当時の高校卒業程度の国家公務員(一般職)の初任給が約14000円(現在の初任給15万円程度)でしたから、1回の献血で1200円というのはけっこうな金額です。今でも、もし献血をしてお金がもらえるのであれば、みんなもっともっと献血に積極的であったかもしれません。しかし、なぜ民間の血液銀行がなくなり、献血は無償になってしまったのでしょうか。