共感で繋がるSNS
GRAVITY(グラビティ) SNS

投稿

Naga

Naga

昔、セサミストリートのテーマパーク。
セサミプレイスという物が存在した。
当日幼稚園だったか小学校低学年だったかそんな年だったと思う。
よく覚えてはいないけど、公園にある遊具の巨大版みたいなのがあった。
ロープやプラスチックで出来た巨大な迷路と言うかアリの巣というか…
ロープで出来たトンネルを抜けると拓けた場所を発見した。
それを見つけた時はとても貴重な宝を手に入れたような興奮を感じていた。
来た道を戻り、疲れて休んでいる父に声を掛ける。
「お父さん!この先に凄いところがあったよ!」
多分そんなことを言ったと思う。
自分のすごい発見を自慢したいというより、凄いものを見せてあげたいという子供なりの優しさが込められていたのだと思う。
例えて言うなら「これめちゃくちゃ美味しいから食べてみて!」という気持ちに近い。
きっと気持ちを共有したかったのだろうと思う。
その気持ちとは裏腹に父の反応はそっけない物だった。
「お父さんは良いよ…行って来な」
そっか折角凄い物があるのにな…
とがっかりしつつも仕方ないので1人で遊ぼうと思った時だった。
「分かった行くよ」と諦めたように父が答える。
なんで急に気が変わったんだろう?と不思議な気持ちはあったが、着いて来てくれた嬉しさを感じていた。
後で母と合流した時には「がっかりして悲しそうな顔をしてたから着いて行ったよ」と苦笑いしながら語っていた。
表情に出した覚えは無かったので、本当にそんな顔してたかな?と疑問に感じていた。

少し前、息子と室内の遊び場へ行った。
そこにはロープで出来た巨大な遊具が設置されている。
子供達は興奮しながら色んなところを探索していた。
子供達が勝手に遊んでるので、様子を見つつ休んでいると、何かを発見した息子が「パパここ行ってみようよ!」と言って来た。
「パパは休んでるから行っといで」と答えると、息子は仕方ないと諦めつつも悲しげな表情をしていた。
「そっかぁ」
あの時の俺はきっとこんな表情をしていたんだろう。
そして、恐らくあの時の父と同じ表情をしながら「分かった、行こう!」と答えた。
GRAVITY
GRAVITY5
話題の投稿をみつける
関連検索ワード

昔、セサミストリートのテーマパーク。