その中で君主であり頭であるのはその主調愛です。主調になる愛は他の愛をリードし、またその愛をとおして働いていますが、結局は万事主位、究極を占めるみずからの目的を、直接、間接に追求、志向するため、媒介になる愛を利用しているわけです。主調になる愛とは、万事に越えて愛されるもののことです