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臼井優
もうひとつが“使い方(実態)”で、これが調査の場面ではいちばん現実的に見られやすいポイントです。生活費・教育費として贈与税がかからないのは、「通常必要と認められる範囲」で、しかも「必要な都度、直接その費用に充てるために渡されたもの」に限られます。
言い換えると、生活費・教育費の名目で受け取ったのに、預金として貯めたり、株式・投資信託・不動産などの購入資金に回してしまうと、その部分は扶養の履行とは見られず、贈与税の対象になり得る、ということです。
だから「税務署対策」として最強なのは、小手先の名目づくりではなく、渡す側・受け取る側の説明が、実際の資金の動きと一致している状態を作ることです。扶養として扱いたいなら、生活費や教育費として渡し、生活費や教育費として使い切る。逆に、使い切らずに貯まっていく、運用商品に化ける、別目的に回る、といったズレが出ると、線引きは一気に不利になります。ここは「生活費・教育費として必要な都度、直接充てたと言えるか」という実態のほうが重要です。
もちろん個別事情で判断が揺れることはありますが、結局のところ見られるのは、関係性が扶養義務者の範囲に入っているか、そして渡したお金が生活費・教育費として“その都度”使われているか、この二点です。ここを外さずに整理しておけば、「贈与」と「扶養」の線引きで変に不安を抱え込まずに済むはずです。

臼井優
1/26(月) 21:40 Yahooニュース
Branchは発達障害や不登校の子どもとそのご家族に向けた、オンラインとオフラインのサービス。それぞれに好きな分野や得意なことがあるメンターと呼ばれるスタッフが、子どもの“好きなこと”に1対1でじっくり寄り添うプログラムが大きな特徴です。
今回は、代表の中里祐次さんに「Branch」の特徴でもあるメンターサービスについて、そしてサービススタートのきっかけや子どもたちと接する際に大切にしていること、今後のビジョンまでを伺いました。
――Branchを開設したきっかけやエピソードを教えてください。
中里さん 僕の息子が小学1年生のときに発達障害と診断されました。
当時の彼にはいろいろな凸凹があり、学校に行けなくなった時期もありましたが、レゴが大好きで、言語能力も高く、そういったいい面を伸ばしていけたらいいなと思ったんです。
そんななか、東大レゴ部が東大の学園祭に出店していることを知り、息子を連れて行きました。目をキラキラさせてレゴ部の方に質問をしている息子を見て、大人になってもレゴブロックを続けている人とレゴブロックが好きな子どもをマッチングさせるのはどうかなと思いつき、現在行っているメンターサービスを作った形です。
――発達障害や不登校の支援としていろいろな形が考えられるなかで“好き”をテーマにしたのには理由がありますか?
中里さん 今お話しした息子のエピソードのほかにも、このサービスをつくる際、実際に療育を受けられている方、放課後等デイサービスを運営されている方などいろいろな方にお話を聞いたら、どちらかというとマイナス面をゼロに戻すようなこと、例えば集団生活が苦手な子どもがどうしたらなじめるようになるのか、というアプローチが多かったんです。
僕はそれも大事だと思っていますが、自分の息子を見る限り、レゴや言語能力という「好きなことや得意なこと」を伸ばすほうが、明るくていいんじゃないかと思いました。
――保護者からは”好きなこと”に対する要望や需要もありましたか?
中里さん そうですね。サービスインする前にFacebook広告を出して100人くらいの保護者さんにインタビューしたら、自分の子どもの凸凹の凸の伸びている部分をどう育んでいったらいいかわからないと言っている方が結構いて。親が教えられる範囲を超えていることの方が多いと思うので、わかる大人が近くにいてくれたらいいんじゃないかというのも発想のスタートです。

ユーベ
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