鬼滅の刃聖地行ってきました｜夏希☆の投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

答えを探しに行って、答えが無かった話

「色即是空」という言葉を知ったとき
僕はそこで終われませんでした

分かった気がするのに、まだ足りない
もっと奥に“決定的な答え”がある気がしたんです

だから、道元が開いた永平寺まで行きました

静かな空気
冷たい床
長い廊下
自分の足音だけが、やけに大きく響く

……でも、そこで僕は、何も掴めませんでした

答えをもらえると思っていたのに、何も手渡されない
帰り道、心が空っぽになったようで、少しだけ情けなかった

それでも不思議なことに、京都へ戻ってから
道元が書いた正法眼蔵を読んだとき、救われました

答えが書いてあったから、ではありません
「探し方」が変わったからです

外へ外へと求めていたものが
いつの間にか、自分の内側に落ちていく感じがしました

魚は水に生きて、水の果てを知らない
鳥は空に生きて、空の果てを知らない
人も、悟りに生きて、悟りの果てを知らない

でも、それで困らない
知らないからこそ、生きられる

僕はずっと、悟りの果てまで行こうとしていました
だけど本当は、果てを知ることじゃなくて
今日を生きるのに必要な分だけ、悟りを借りればよかったんだと気づいたのです

答えは、遠くにあるものじゃない
答えは、生活の中で少しずつ“染みるもの”だった

あの日、永平寺で答えが見つからなかったのは
「ここには答えは置いていない」と教えられたからかもしれません

そしてその教えが、京都で正法眼蔵を開いたとき
ようやく僕の中で言葉になった

最近は、こう思っています

悟りは、掴むものじゃない
呼吸みたいに、静かに整っていくものだ、と

#希望 #グラちゃんを探せLv2