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社不お嬢

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ヒトカラ来たからせっかくだしルームでも開いてみる?どうしよう
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陰キャピース

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寝落ち掲げてるとこより他愛のない雑談聞いてる方が眠れるんだよな
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今宵もみすてぃお"ツ

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ルーム全員寝てる説
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ちゃむ

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初ルームで9時間?????てか夜に初めてもう朝ですよ😠
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ひまじん

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あきっくす😗

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【連続GRAVITY小説】〜タイトルまだ未定〜

第二話:カウンター越しの予感

 深夜一時。新潟の宿のフロントに立つけーぞーは、静まり返ったロビーでスマートフォンの画面を眺めていた。
 画面には、あきっくすが開いている「ルーム」のアイコン。すでに数人が上がって話しているようだ。
 彼女はマイクをオンにするか迷い、結局、自身の「投稿」画面を開いた。
『夜のフロントは、誰かを待つのにちょうどいい。』
 たった一言。そこに、宿のカウンターに置かれた古い真鍮のベルの写真を添える。
 数秒後、その投稿に最初のコメントがついた。
『そのベル、いい音がしそうですね。』
 名前は、テスター。名古屋の出張帰りだろうか。プロフィールには神社の写真が並んでいる。
 その直後、ルームからあきっくすの声が聞こえてきた。
「あ、けーぞーさん、投稿見たよ。そのベル、鳴らしたら誰か来るの?」
 あきっくすの、少しお節介で、けれど心地よい距離感の声。
 けーぞーは小さく笑い、ようやくマイクをオンにした。
「あきっくすさん、こんばんは。…鳴らしても、今は誰も来ないよ。ここは雪に閉ざされてるから」
「いや、意外と誰か行くかもしれないよ。テスターさんとか、今ちょうど新潟の方にいるって投稿してたし」
 あきっくすの何気ない、予言のような一言。
 その時、宿の重い自動ドアが開き、冷気と共に一人の男が入ってきた。
 男はカウンターに近づくと、けーぞーの投稿にあった通りの真鍮のベルに手を伸ばす。
「遅くにすみません。予約していたテスターです」
 けーぞーは目を見開いた。画面の中のあきっくすの部屋では、まだ何も知らない主が「あ、会津のまぁずにょんさんが来た」と楽しそうに挨拶をしている。
 ルームを通して重なる声と、現実のカウンター越しに交わされる視線。
 あきっくすが無意識に放った言葉が、新潟の夜に小さな火を灯した瞬間だった。
(つづく)

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