たとえば私が“青”と言葉を書いたとき、あなたやあの人や知らない誰かの目に浮かぶ色は、藍色だったり水色だったり緑色だったりするのだけれど、どうも近ごろの私たちは、私の目に浮かんだこの一色こそが青であって、私の目に映らなかった青は青ではないと、やけに断言していないか。なぜだ。怖いのか。