EPSV（Extended Passive Mode）は、主にFTP（File Transfer Protocol）で使用される接続モードの一つです。以下にその用途をまとめます。 用途 ファイアウォール越え: EPSVは、クライアントとサーバー間の接続を確立する際に、ファイアウォールやNAT（Network Address Translation）を通過しやすくするために設計されています。これにより、特に企業ネットワーク内でのファイル転送がスムーズになります。 ポートの自動選択: EPSVでは、サーバーがクライアントに対して接続するためのポートを動的に選択します。これにより、クライアントは特定のポートを開放する必要がなく、より柔軟な接続が可能になります。 セキュリティの向上: EPSVは、従来のPASVモードよりもセキュリティが向上しており、特に複雑なネットワーク環境でのデータ転送において、より安全な通信を実現します。 まとめ EPSVは、ファイアウォールやNATを考慮したファイル転送のための便利なモードで、特に企業やセキュリティが重視される環境での利用が推奨されます。