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みみ ☢️👁️‍🗨️

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前の冬に全焼した近所の家がそのままの状態で三つの季節を越えた。春、雪が解けてもまだ焦げ臭く、庭に放り出された燃えかすの数々が姿を現し、その悲惨さを物語っていた。夏には庭の緑がこれでもかってくらいに茂って、自然からの献花とも思える綺麗な薔薇が咲いていた。燃え残ったと思われるタオルたちがベランダに干されたままで、亡くなってしまったその人のなくなってしまった明日を象徴するものになっていた。形が残っていた。秋になると緑が黄色になって、木の葉が落ちて、裸になって、それでも尚真っ黒なままの家が今年もまた白に包まれる。夜中に夥しい量のサイレンが鳴り響き、眠れなくてうんざりしていたこと、3日経っても自分の部屋から焦げ臭さが消えなかったこと、これから生きていく上で記憶の端にさえ保持しておけないかもしれないけれど、人生なんて呆気なくて、いつでも死が近くにあるよなー、明日生きるか死ぬかなんてわからないよなーと感じた。だから今日を一生懸命生きようとか、後悔しない選択をしようとか、火の扱いには一段と気をつけようとかじゃなくて、生きる者しか観測できない事象を、生きてる間は観測し続けたいと思った。それだけです。長々と失礼しました。
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