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HG ローゼンズール(ep.7ver.)

2014年発売。名前の通り最初に発売したものの成型色を変更しep.7版のパーツを追加したもの。

追加パーツは破損した右腕とそこに直接繋がれたシールドを再現するもの。通常版のパーツもそのまま付属するものの、シールド内部のパーツやポリキャップが足りず説明書にも通常版の記載がないため自由に組み換えたりは不可。通常版ローゼンズールは成型色が設定と全然違うけど今回は設定通りの色合い。今回は通常のローゼンズールに組んでいます。

色分けは色プラ不使用の割にかなり高水準。全身のエングレービングとモノアイをシールで補えばほぼ設定通りに。今回エングレービングは塗装しています。シールでも足りないのは太ももとシールドの取っ手?、サイコジャマー基部のグレー、リレーインコムの白くらい。ただし袖や襟の紺に引っ張られて関節も紺色なのでこだわる人はグレーで塗装する箇所が増えるかも。今回は腕部メガ粒子砲だけ塗装しています。
可動はそこそこ優秀で、肘こそ90度程度なものの首、肩、股関節、足首など必要なところはしっかり可動。またお辞儀再現のため腹部に前屈できる可動があるけど、本体が大きく重いため調整しないとすぐ戻ってしまう。一応前方向のみへの可動なため仰け反ったりはしない。
付属品はサイコジャマー、インコム射出パーツとそれらのための台座。サイコジャマーは収納状態が2個、展開状態が6個付属。インコムは4本のリード線にリレーインコムを通して再現。リード線は長い状態で1セットしかないので両腕射出のためには切る必要があるけど、切るとかなり短く感じるかも。リレーインコムは開閉選択式、気軽に組み替えるには分解が難しいかも。リード線が細いので保持は厳しめ。リレーインコムの重量を支えられません。ただ2つ付属するワイヤー保持用ジョイントを使えばある程度動きを保持できます。このジョイントは丸軸のアクションベースにも対応。
台座は4つ付属。長短の軸が選べるけど長い方は2本しか付属しません。サイコジャマーとインコムを展示できる。インコムは角軸のアクションベースにも対応。サイコジャマーは基部が3ミリ軸相当なのでアクションベースにも対応させられる。

色がおかしかった通常版から設定通りの成型色に改善、ep.7を再現する追加パーツが付属するうえ通常版にも組める、ローゼンズールの決定版。それで通常版と同価格っておかしいでしょ。異形の割にちゃんと可動するし色分けもなかなか、特徴的なギミックも完璧に再現とかなり満足感のあるキットでした。ただ重いが故か関節は緩めなので調整は必要かも。あとエングレービングは大変だけど塗った方がいい。シールだと細いし曲面や角が多いから動かしてて剥がれそう。