投稿

曜
源頼朝と源義経との対比が面白かったです。
なので、特に義経の身勝手な行動について梶原景時が批判した件について、「社員が昇格してリーダーになった途端に実力を発揮できなくなる理由」というビジネスライクなシーンから、学術的見解に落とし込みつつ、分かりやすく解説してみようと思います。
■ピーターの法則
これは、人は組織の中で持てる能力の限界まで昇進していくけれど、最終的にはそのポストにおいて無能になるまで昇進が続く、という考え方です。
部下として優秀だった人は、その能力(プレイヤーとしてのスキル)が評価されて昇進します。しかし、リーダー格に昇進すると、それまでの能力はあまり求められず、代わりにマネジメント能力や、人材育成、戦略を立てる能力が必要になります。
これは、組織はプレイヤーとしての能力しか評価せず、新しい能力を身につけさせる仕組みがない場合が多いため発生する問題です。
結果、昇進した人は、新しい役割で有能とは言えなくなり、それ以上昇進できなくなってしまいます。そして、そのポジションに居座り続けるため、組織全体の停滞を招いてしまいます。
■リーダーシップ論
これは、リーダーに必要な資質や行動を研究する分野で、リーダーの身の振り方に直接関わるものです。
部下であるうちは、与えられたタスクを効率的にこなす「業務遂行能力」が重要ですが、一方、リーダーには、チームのビジョンを示し、メンバーをモチベートする「人間関係構築能力」や、組織全体の戦略を考える「概念化能力」が求められます。
例えば源義経と頼朝の例では、彼らを「戦術家」と「戦略家」の違いとして説明できます。
源義経は、突出した戦術家で、目の前の戦場でどう勝つか?という能力に長けていました。
対して源頼朝は、政治家であり戦略家ですから、戦場で勝つことよりも、武家社会全体をどう動かすかというビジョンを持っていました。
義経はプレイヤーとしては最強でしたが、リーダーとしては未熟です。ここを景時が見抜いたんですね。周囲の人間や政治的な状況を顧みず、自分の能力を頼りに突っ走った結果、頼朝というトップから排除されることになってしまったのです。
■役割理論
打って変わって、こちらは組織における個人が果たすべき「役割」に焦点を当てた理論です。昇進する人物が直面する問題は、役割が変わることによる混乱として説明できます。
部下の役割は、与えられた任務を効率的にこなす現場での「実行者」としての役割です。
対して、リーダーの役割は、チーム全体の方向性を決め、メンバー間の人間関係を調整する「マネージャー」としての役割になります。
優秀な部下は、自分の「実行者」の役割にこだわり、新しい「マネージャー」の役割にうまく切り替えることができず、これが失敗する原因となってしまいます。
この失敗の原因が分からなければ、「実力者」としての過去の成功体験から抜け出せず、部下にも自分と同じ「実行者」としての完璧さを求めてしまうことになってしまいます。
その結果、チームに過度なプレッシャーを与え、できる人しか認めずにひいきなどして、関係がこじれて組織が機能不全に陥ってしまいます。
■状況適応型リーダーシップ
名前の通り、リーダーは、部下の能力や状況に応じて、自分のスタイルを変えるべきだという考え方です。
この考え方では、リーダーの行動を大きく2つに分けるのが特徴です。
・指示的行動(タスク志向)……メンバーに具体的に何をすべきかを伝える。
・援助的行動(人間関係志向)……メンバーの意見を聞き、人間関係を築く。
昇進したばかりのリーダーが組織を崩壊させてしまうのは、自分の得意な指示的行動ばかりに偏ってしまうことが多いためです。しかし、チームが成熟してくると、指示ばかりではメンバーの自律性が育たず、不満が溜まるようになってしまいます。
この理論から見ると、義経は指示的行動に優れていたけれど、人間関係は完全に軽んじていたと解釈されるでしょう。
対して、頼朝は状況に応じてリーダーシップを使い分けることができて、情に流されず、義経のような優れた「実行者」をうまく配置し、全体の戦略を統括する「戦略家」としての役割を果たしたと言えるでしょう。
頼朝は、義経には想像も及ばないほどの遠く深くを見ていたんですね。
もし義経が、頼朝が求めるようなリーダーシップを身につけていたら、歴史は大きく変わっていたかもしれないですね。ただし、義経の性質からして、その可能性はかなり低かったと考えられると思います。
知識はあくまで知識ですから、それをどう応用するかという観点は個人の考え方に帰属します。なので、知識を得ても、性格的にそれはないんじゃないかなあと個人的には感じています。
また、小説や漫画などで義経側がヒーローとして描かれる機会が多い理由は、多くの人々が「戦術家」の役割にエンターテイメントを見出し、さらに「戦術家」に共感しやすいためだと考えられます。
対して、「戦略家」は、勝った先を見据えなければなりません。人を多く率いるには、地図を見て道をどう歩くかという「指示」だけでは不足になります。
地図を作成し、より遠くへと導いて、さらにその地でどう生きるかというような「方針」を与える側になるようなものなのでしょう。そのため扱うべき範囲は「戦術家」を包摂し、そして非常に広大です。
なので、昇進した方は、こうした説明をして、「だからこそ、いきなりできるわけがありません。これは私の問題ではなく、組織の問題です。なので、もうしばしのあいだ、温かい目で見守ってください」という正当な言い訳をするとよいでしょう笑
話題の投稿をみつける

莉愛(リ

ぷま

りゅま

ゆいか

いもち

Elise L -
まず本物の女性っぽさを出すのかな

でぃお
おやすーみ∠( ˙-˙ )/
#yuzukitalk #中嶋優月

にゃん

かませ

相棒で
よし相棒、今すぐアリーナ行くぞ。
……あ?何でって……その煽りヤローの敵になりゃ、ボッコボコにしてやれんだろ?痛い目見せてやろーぜ。
もっとみる 
関連検索ワード

