こうして歳とともに起床時間が早くなり、早朝から深夜になり、やがてきのうの朝、おとついの朝と時間が逆行してゆくかのように目覚め、ついにはベッドの上で横たわったまま数年、数十年も前の朝に目覚めるのが認知症なのかもしれない、などと考えていた。