共感で繋がるSNS
GRAVITY(グラビティ) SNS

投稿

風来坊

風来坊

山東沿海旅行レポート

―― 風来坊

山東省には七つの沿海都市がありますが、浜州(ビンシュウ)、濰坊(ウェイファン)、東営(ドンイン)は黄河河口に近く、黄河が運ぶ大量の土砂により海岸は干潟が多く、市街地も海岸から遠く離れているため、沿海観光の価値は乏しいと言えます。

一方、煙台(エンタイ)、威海(ウェイハイ)、青島(チンタオ)、日照(リージャオ)の四都市は市街地が海に面しており、沿海観光の目的地として適しています。本レポートではこの四都市の観光価値に焦点を当てて考察します。

山東半島には低い山が多く、煙台・威海・青島の中心部は起伏に富んだ地形です。これが街の景観に多様性を与えていますが、日照の中心部には山が少なく、この点ではやや見劣りします。

歴史的に見ると青島が最も古く、1891年に市制施行。煙台・威海・日照はそれぞれ1983年、1987年、1989年に地級市に昇格しました。青島には広大な歴史文化地区が現存しますが、煙台では煙台山とその周辺に歴史的建造物が点在する程度。日照と威海は比較的新しい都市です。

歴史地区は現代都市における"異世界"と言えるでしょう。騒がしい住宅街の喧騒や車の往来、せわしない生活とは対照的に、緑に囲まれた静謐な空間では低層の建物が立ち並び、ゆったりと散策するのに最適です。したがって、山海の自然景観に加えて都市の歴史的深みを味わいたいなら、選択肢は煙台と青島のみとなります。

煙台と青島はそれぞれ特色があります。煙台は人口が少なく観光スポットが集中。沿海道路でも空いている無料駐車場が見つかりやすく、開放的な住宅街が多く、住民の建物の間を抜けて近道できるのも魅力。この街は訪れる者を"よそ者"扱いせず、親しみやすさを感じさせます。

一方、青島の強みはサービスの質。これは都市の豊かさと無縁ではありません。青島の観光地は煙台よりはるかに多くの観光客でにぎわいます。活気を好み、快適な食事や宿泊を求めるなら青島が適しているでしょう。

青島の大規模で先進的な図書館も魅力的ですが、個人的には煙台の旅体験に軍配を上げます。
GRAVITY
GRAVITY13
話題の投稿をみつける
関連検索ワード

山東沿海旅行レポート