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たっくん

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元初仏教界は布教の気運盛んであったが、抑仏教自体が全く哲学的であり、神秘主義的な色彩は薄かった。
だが、当時のインドの主流の宗教は祭司宗教であったバラモン教である。
縁起や八正道を説いてもただちに民衆の心には響かなかった。
従って、仏僧たちは苦肉の策として、バラモン的な観念、呪文や霊験の類いを説くようになった。
これを善巧方便というが、そうしてより高次元の、真の仏教への導入とした。
ところが、時代を経るにつれて寧ろそれらの方便の方が信じられ、絶対視されるようになる。
特に、バラモン教を覆すように広まったのがヒンドゥー教であり、仏教界は対ヒンドゥー教の策として釈尊を神格化し、大日如来や阿弥陀如来といった全く架空の目覚めた人を描いて対抗する他なかった。
現在の仏教、特に日本の仏教は最早原始仏教とは似ても似つかないバラモン仏教になってしまっている。
しかし結局のところ、釈尊はこの世の否定から、最期には人間賛歌のような本音を吐露した。
さて原始仏典と言ってもどこまでが伝わって今の南伝仏教になっているのか。
北伝仏教のその全てが本当に釈尊の直説でないと言えるのかどうかは、全く考察の余地がある。
ただ言えることは、仏教に呪術的な要素は元来なかった、というのは、般若心経よりも前に成立した維摩経も、空の思想を説きながら真言などの呪術的要素が一切ないことから、初期仏教教団は上座部も大衆部も呪術の類いとは無縁であったことが推察される。
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