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てっちゃん2
2025/08/03
大阪のJR環状線「寺田町」駅から徒歩1分の場所にある「クレープえんどう寺田町本店」(大阪市阿倍野区)。インスタでも多くの人が「えんどう」のクレープを投稿し、連日営業前から行列ができる人気店だ。
だが、お客さんを見るとクレープ=若い女性客・・・というよりは、並んでいるのは家族連れやひとり客、男性客など老若男女さまざま。特に地元客が多い同店、その理由を探るべく店主に話を聞いた。
■ 「クレープを食べて幸せに」と宮城から大阪へ2023年6月にオープンした「クレープえんどう」の店主・遠藤桃華さんは、宮城県・石巻市で生まれ育ちの26歳で、小さい頃からクレープが大好物だったそう。特に年に一度のお祭りの際に食べるクレープが自分にとっての思い出の味だった。
だが、小学生のときに起きた「東日本大震災」がきっかけで仙台に引っ越し、ずっとふさぎこんでいたときに家の近くにたまたまクレープ店を発見。そこで食べたクレープのおいしさに衝撃を受けたという。
ずっと落ち込んでいた遠藤さんだったが、「クレープで元気と幸せをもらった。私もたくさんの人にクレープを食べて幸せになってほしい」と、高校生になってから家の近くのクレープ店でアルバイトをはじめ、旅行がてら東京や大阪など全国のクレープ店を食べ歩くことに。
その食べ歩きで出合ったのが梅田にある「YORKYS Creperie(ヨーキーズクレープリー)」だ。「見た目もかわいく、味もしっかりおいしくて感動した」と、就業先を探していた遠藤さんは大学卒業後、「YORKYS」に就職。そこからすぐ店長になり、2年半の間に店舗立ち上げも経験。独立する際に「前職のおかげで、たくさんの経験が活きました」と遠藤さんは言う。
現在は寺田町本店に加え、阿倍野に2号店。6月にシンガポールにフランチャイズ店、そして今年9月上旬にはゆったり過ごせるイートインが主軸の4店舗目を南田辺にオープン予定・・・と幅広く展開をしているが、「私がこうやって経営を頑張れるのは、一緒に頑張ってくれるスタッフのおかげです」と笑顔を見せる。
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てっちゃん2 投稿者
遠藤さんは「うちは地元のお客さんはもちろん、9割がリピーターさんです。特に30~40代の方や、年配の方が日常的に来てくれるんです。お客さんからクレープを食べて元気が出た、と言ってもらえるのがすごくうれしいです」とコメント。素材へのこだわりはもちろん、店主のクレープへの熱い思いが多くのお客を魅了しているようだった。
てっちゃん2 投稿者
「クレープえんどう寺田町本店」(大阪市阿倍野区天王寺町北2ー5ー1)は12~19時まで営業。月・土or日曜休&不定休。本店はテイクアウト+イートイン可。2号店「クレープとお菓子えんどう 阿倍野店」はテイクアウトのみ。ほか詳細は公式サイトにて。 取材・文・写真/Lmaga.jp編集部
てっちゃん2 投稿者
また、生クリームは2種類のクリームをブレンドして毎日何度かに分けて製造。遠藤さん自身が「1個でお腹いっぱいにならない甘さ」を意識しているとのことで、甘さ控えめでなめらかな口触りのファンになり、年配客や男性客も常連が多いそうだ。実際に食べて見るとふわふわでミルキーな生クリームと、塩気の効いたずんだの味が相性抜群。甘いものが得意でない筆者もペロッと食べきってしまった。
てっちゃん2 投稿者
私も食べてみたい。大阪環状線は心療内科に行く時に通るので。
てっちゃん2 投稿者
■ 素材にこだわるクレープは、日常の一部に「クレープえんどう」の1番の人気メニューは、「ずんだ生クリーム」(750円)。卵や小麦、塩、ずんだまで全ての素材を宮城産にこだわる、という遠藤さんの地元愛を感じる商品だ。生地を焼き上げる際は香ばしさを残すために高温でサッと、隠し味に粗塩を使うことで、最後まで飽きない味わいに仕上げている。