こういう『信仰とは何か？』って人権との擦り合わせとか様々な議論とかの苦しみを無視して、ただ楽しく推しに狂ってるだけのこととかFANATICなことを『宗教』って呼ぶオタク宗教論にキレ続けてたけど、それが諦めで落ち着いてきたら逆方向の怒りでｲｰｰｰｰｯ!!!ってなっててしんどみ。

山奥できな粉ダンゴ
山奥での暮らしも、もう何日目になるだろう。
標高の高い空気は澄み、朝晩はひんやりと肌を撫でる。3〜4日に一度だけ、ふもとまで降りて必要なものを買い出しに行くが、それ以外の時間はずっと、この静かな山の中で過ごす。

そんな暮らしの中でも、ふと甘いものが恋しくなる時がある。
今日はその気持ちに素直になって、山の上から見える美しい景色をお供に、お団子を作ることにした。

使うのは、上新粉100gと絹ごし豆腐。
上新粉に豆腐を少しずつ混ぜ、手のひらでこねていく。生地がほどよい柔らかさになったら、小さく丸めていく。指先から生まれる小さな白い球が、次々と鍋の中の沸騰したお湯へと落ち、やがてぷくりと浮かび上がる。

茹で上がったお団子は、冷たい水で締める。
山奥とはいえ、私の車には小さな冷凍庫がついている。そこで作った氷を使い、キラキラと光る冷水を作った。氷の冷たさが水に広がると、まるで山の湧き水のように澄んで見える。そこにお団子をくぐらせれば、きゅっと引き締まった表情になる。

仕上げは、きな粉と砂糖を混ぜた甘い粉。
ほかほかの香りをまとったきな粉を、ひとつひとつのお団子にたっぷりとまぶす。

そして、目の前には濃い緑と青空が広がっている。
山の稜線はくっきりとし、風が頬をかすめるたび、草木の匂いが運ばれてくる。そんな景色の中で口に運ぶきな粉のお団子は、格別だった。

ああ、この時間を味わうために、私はここにいるのかもしれない。
甘さと涼しさ、そして山の静けさが、心の奥まで染み込んでいくようだった。