中学以降、美術部よりイラスト練習に没頭する日々。

一方、チーム帯椀は雑談中、的な。

須「でもチーフ、なんであんな変な営業車だったんです？」

田「ミッションだったらワタシ運転できなかったです…」

あーアレな。何でやと思う？

須＆田「なんでですか？」

あのフィアットな。シートが三人掛けなのよ。三人×二列。

須「あ…そうか」

田「？？？」

須甲斐わかった？(笑)
うちの営業行くときの基本メンバーはディレクター+デザイナー+あと一人。まあ「あと一人」はカメラマンやったりスタイリストやったりコピーライターやったりやけどね。

田「あ！わかった！」

そういうこと。その三人チームが横並びで座れたらクルマの中でも作戦会議ができるから便利やろ、と社長が言い出してアレになったんよ。

須「それであんな珍妙なクルマに…」

まあ、目立つから営業先で笑いも取れるし、悪目立ちするから営業車で馬券買いに行ったりしたら一発でバレるから悪さもせんし、そう言うメリットもあったな(笑)

田「馬券…(笑)」

ただ、イタリア車やろ？内装は日本の湿気でダメになるし、出先で行き倒れになったことも何度もあったし。もうアカン、てなってコレ(カングー)になったんよ。

須「それでもやっぱり外車なんですね(笑)」

そら、オレらディレクターが強硬に「国産のバンで営業来てる事務所がクリエイティブな仕事するように見えますか？」て突っ張ったからな(笑)

田「だったらかわいいコンパクトカーでもいいじゃないですか」

オマエも知ってるやろ？広告屋の営業車は積載能力要るのよ。不足した資材運んだり、納期ギリギリで仕上がった広告物納めたりするから。

須「新潟で出来上がった資材を大阪にその日のうちに納めたこともありましたよね(笑)」

あったなあ(笑)アレは死ぬかと思った(笑)

須「あんなこともあるからもっと速い営業車欲しいですよね(笑)」

今、上に頼んでる(ニヤリ)近いうちに納車らしいわ。

須「ナニ導入するんです？」

まあお楽しみに(笑)オレの好みで選ばせてもらった(笑)

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