推しの意外な一面を愛せるかな？自分デザインの裏側探究記

推しが見せている部分「以外」を好きになれるかどうか。
　当たり前だけど発信する側の人間は多かれ少なかれ自分自身をデザインしているわけで、そのデザイン以外は特に興味なかったり、アクシデントとか何かの拍子で見せられても驚きはしつつも感情は揺さぶられないのが推し。その裏すら氷山の一角に過ぎないので、推しを恋愛的に見るというのは本来は不可能であると思っている。
　その推しを人間として知りたくて真っ当な努力をして関わる立場になって、そこからじわじわ裏のことを知る中で好きになったのならそれが「好きな人」。
　このどちらにも当て嵌まらないのが所謂ガチ恋だと個人的には思っていて、彼ら彼女らはその人が好きなのではなく、自分が胸打たれたその瞬間の"理想"が好きなのだと考えている。だから中途半端に裏を知りたがりつつ、それが理想と異なると必要以上に怒り出す。人が好きなわけではなく"自分の理想の好きな人"として執着している。あくまで努力するつもりもなく、供給される側のまま何かを待ち続けて、理不尽な感情を撒き散らしたり、あるいはそれらを抑え込もうとして自らを傷つけてしまう。
そんな感じでしょうか。