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「読むと心が軽くなる、“脱力系”お仕事小説」とのことで読んでみたら、私にとっては全然違った作品だった笑
脱力系か…💭
主人公のナガセは、常に出費で頭を悩ませ、お金のためにと何個も仕事を掛け持ちして、ずっと無理して働いている。
「今がいちばんの働き盛り」って激ヤバ刺青を腕に彫ろうとしたり、自分の年収(163万円)が世界一周クルージングと同額だと知ったのがきっかけで、世界一周貯金を始めたり。だいぶ変わったところはあるけど、そんなことでも考えないともう頑張れない、張り裂けそうだからで。
最後に肩の力が抜けたような、今までとは違う軽やかな心境を感じたけど、脱力って_( _´ω`)_こういうだらぁぁぁんって感じじゃないですか笑!
私から見てナガセは脱力はしてない、最後も自分と向き合い頑張っている。
津村さんの作品を初めて読んだのはいつだったか…今の会社で働きだしてからかな。
長い無職期間を経て社会復帰出来たことも、働きやすい環境も心から感謝していた。
今も昔も同じ気持ちだと思っていた。
でも、自分の心が変化していることにこの作品で気付いた。
津村さんといえば、主人公の仕事に対するニヒルな感情。あとブツブツとした文句笑
とてもリアルな表現で、仕事の小さいけど面倒なこととか、こういう人いるいるっていう面倒臭い人とか出てくる。
昔は、それを読んで共感して心地よく、鬱屈とした自分の波長と合っていた。
今の私が津村さんの作品を読むと、主人公ほどは仕事に文句が無いのもあるし(とはいえ普通に文句はよくある笑)、主人公ほど人生の重きに仕事を置いていない。
昔の私は、まさに人生の重きに仕事を置いていたように思う。
辞めたくても、無職になることや転職活動をすることの方が不安で、面倒で、辞めずに日々が過ぎる。津村さんの主人公に出てきそうな人間だったと思う。
仕事のことで四六時中苦しまなくていい、辞めたきゃ辞めるしどうにでもなる、仕事のために生きてるんじゃないって今の私は思うから。
昔の私より、今の私の方がきっと幸せで、健康的なんだろう。
良い意味で、津村さんの作品を卒業したのかなと感じた。そんなに苦しまなくていいんだよと。

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