頭が無い自分のアンパンマンは打上げられた魚のようにジタバタと手足を動かし、頭のあった場所を掻きむしる動作を繰り返した。指が何度も何度も空を切るその動きがあまりにも恐ろしく、ばいきんまんはアンパンマンの頭を手にしたまま立ち竦んでしまっていた。