アントニオ・タブッキの『供述によるとペレイラは……』おもしろかった。この文体で何作も書くことはできないだろうし、この話だからこそ成立するのだと思うけれど、三人称視点ともまた違う、供述というドライな伝聞の形を介することで、ラストの生々しさがいっそう際立っていたように思った。
経済の本(日本経済についてのやつ)を初めて読んでるが、うーん、この妙な断定口調はこの筆者特有のもんなのか、それともどこ行っても大抵こうなのか、わかりかねる。経済とはちょっと違うけど『大阪維新の会』はだいぶ事実ベースやったぞ。