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マサヤス 龍之介
#サザンの星
『KAMAKURA』4️⃣
最終面side.D-2♫夕陽に別れを告げて〜メリーゴーランド 桑田の高校時代へのノスタルジーと付き合っていた?彼女と思しき女性への行方も…今は知らない とセンチメンタルな告白が虚しいが、…oh もう逢えないのだろう My-
Friends 時が 流れるまま と総体的には高校時代の友人たちへの一つの感慨とも取れる歌詞であるが、桑田の通っていたのは鎌倉学園高校であり…色あせた校舎に 別れを告げる 鎌倉の陽よ
サヨナラ とこのアルバムのタイトルとのダブルミーニングとなっていることが2枚組のD面で漸く明かされる。その前のside.A-3♫古戦場で濡れん坊は昭和のHero での…雨ん中 稲村の Unbrella や…極楽寺みどり と言ったシチュエーションやside.B-5♫鎌倉物語 やside.C-2♫Bye Bye My Love のイントロ部での…はっと見りゃ湘南御母堂 と云う聴き取り辛い歌詞などでしばしば"鎌倉"を意識付けしてきたが、他のインパクトのある曲群にややもすると『KAMAKURA』のアルバムテーマから逸脱するリスクを、このD-2で最後にもう一度このアルバムが『KAMAKURA』であることを強く印象付けてくれる。曲調は桑田お得意の胸キュンで切ない系の軽快なメロディーで耳心地よく、最後の最後に持ってくるにはお誂え、とっておきの桑田の泣き節である。終曲部で被って聞こえてくるマイナーキーの楽曲はこのside.D-5に所収されている♫悲しみはメリーゴーランド のインストであり、ノスタルジック感に深みを加えた桑田のアイデアであり、メジャーコードで押してきて最後に正反対のマイナーコード譜の曲をチラッと流すと云う手法はサントラ盤など映画音楽などではよくある手であるが、桑田の意図は如何許りかは分からない。この桑田の演出に"あきらかに蛇足"と辛口の識者もいる様だが、私はそうは思わない。この最後のマイナーコードでノスタルジーに、より深みが増し、説得力も持たせていると思う。
side.D-4♫Long-Haired Lady アルバム後半、大ラス前にキュッと締めた塩味の効いた小粋なサウンド、そして桑田の程よいエロスな歌詞に大人のポップスを堪能。
つづく…。





Long-haired Lady
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