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ヤマト

ヤマト

小噺

私はこの世界の真実に気づいてしまった。
世界は欺瞞や嘘に溢れている。
そこを歩く美人な女性も昼の顔と夜の顔がある。
普段温厚そうな近所のおじさんも特殊な趣味を持っている。
私は気づいてしまった。
そんな人達には決まって印がある。
眉間に小さな凹みがある。
幼少期にはんこ注射をして肩にその跡が残っている人もいるだろう。
そんな跡が印として浮き出ているのだ。
もちろん、私だって分かっている。
裏の顔があっても普通を装ってみんな生きているって。
馬鹿正直に生きている人なんて居ないってことを。
それでも私はその印を見つけると避けるようになった。
今日も世界は欺瞞や嘘に溢れている。
街を歩く人間は皮を被った血液の袋だ。
個性も無く、皆吐き気を催す様な酷い匂いに包まれ生きている。
果たしてこんな状態で生きていると言えるのだろうか?
優しそうに見えたおじさんも所詮は肉の塊。
とても臭くて堪らない。
私だって分かっている。
そんなことを語る自分自身もタダの肉塊だってことを。
今日はやけに外が賑やかだ。
もはや言葉さえ理解できなくなった。
私に話しかけてくるこれはなんだ?
なんで肉が、たぷたぷと今にも破れそうな血の袋が動いている?
世界は私に何を求めている?
印の真実に気づいた私は消されるのか?
このUMA達に私は襲われるのか?
助けなんて要らない。
だって相手は今にも破れてしまいそうな血の袋なんだから。
そうだ。
世界が求めているのは、この気色悪いぶよぶよ達を消し去る事か。
私にはそれが出来る。
だって私には印が無いのだから。
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