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マサヤス 龍之介
#アメリカ古典映画
☆『ビッグ・パレード』/ MGM作品(米)
1927年昭和2年封切 監督:キングヴィター 脚本:ハリーベーン 撮影:ジョンアーノルド 出演:ジョンギルバート ルネアドレ カールダネ
トムオブライエン
※ 欧州一帯に拡大した戦果にいよいよ米国も参戦。第一次世界大戦はまさにクライマックスを迎えていた。アメリカの金持ちのお坊ちゃんジム(ギルバート)も、勇躍陸軍に志願。部隊に入れば坊ちゃんも職工も一緒くた。ジムはすぐに建築工夫のスリム(ダネ)、酒場で働くプル(オブライエン)と云う親しい仲間ができた。部隊はフランスに到着、とある農村に駐屯、そこでジムは村娘メリサンド(アドレ)と仲良くなり、二人の間には忽ち恋の炎が燃え上がる🔥束の間の甘いひととき…然し、アメリカ軍は各部隊に進撃命令を下す。それは二人の恋の終わりを意味する。進発間際にメリサンドは漸くジムに逢えたが、それは一瞬の出来事、ジムらを乗せた軍用トラックは泥道を轟々と行ってしまった。後を追うメリサンドが健気で可愛い。最後の瞬間、ジムは自分の軍靴をメリサンドへ放る、その泥靴をメリサンドは胸に抱いて涙乍らにジムを見送るのだった。
最前線、苦戦する部隊は戦闘のさなか。敵の爆撃弾に行手を阻まれ、砲弾の穴に身を隠してジリジリする三人。ここは一先ず、クジ引きで突撃者を決め、最初の突撃者はスリムとなり穴を飛び出す。やがて迫撃砲の砲撃が止み、心配したジムがスリムの屍体を発見する。その後もアメリカ軍の進撃は続く中、ジムが足を負傷する。送られた野戦病院で、メリサンドの居る村が危険だと聞きつけて、居ても立ってもいられないジムは病院を抜け出して駆け付けたのだが、村は人気なく者気の殻であった。やがて戦争は終わり連合軍の勝利で終わった。片脚となったジムは婚約者が今や自分を愛していないことを知り、平和の甦った静かな村をメリサンドの姿をただひたすらにメリサンドを求めて急ぐのであった。

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