孫を想う親の気持ち｜GRAVITY(グラビティ) SNS

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スノーフレーク

2023/05/22

ニコに話しかけたり、抱っこしたり…
そんな両親の姿を見ていて、ちょっとだけ
申し訳ない気持ちになった。

きっと、孫がいたら
こんな感じだったんだろうな。
孫に甘いおじいちゃん、おばあちゃんに
なっていたんだろうな…

「おばあちゃんとお母さんにはナイショだよ」
と言って欲しいものを買ってしまう
おじいちゃん。
「おばあちゃん、もう食べられないよ（笑）」
なんて言われるぐらい、
孫の好物を大量に作るおばあちゃん。

きっと、両親もどこかでそんな日を
夢見た時があったに違いない。
口にはしないし、そんな様子も見せないけど…

親戚の中で、結婚していないのは私だけ。
昔、年齢的に彼氏が出来た、
告白されたと言った話がメインになる頃、
私は何の話題も従姉妹たちに提供できなかった。
昔から、そう言うモノと無縁なところにいた。
どんなにもがいても、縁は無かった。

結婚した、離婚した、再婚した、出産した。
目まぐるしく人生が動いていく周囲。
1人取り残されたように、何も動かない人生。

彼氏が出来ることも、結婚する事も、
子供が出来ることも、私の周りにとっては
「普通」の事。
出会いがないなんて信じられない。
理想が高いんだよ、とりあえず誰でもいいから
付き合ってみれば？
その「誰でも」がいない状況が存在する事自体
想像つかない周囲の人たち。

両親だって、きっと私が適齢期と
呼ばれる年齢の頃は、まぁいつかは…
まぁ、彼氏ぐらいは…
と思っていたに違いない。
ごめんなさい…周りの多くが歩む
「普通」を生きられなくて。

どんなに望んでも、努力しても、祈って願っても
私にとってその「普通」は難しくて
手の届かないモノ。

「貴方が幸せであればそれで良い。
結婚だけが幸せじゃないから。
でも、貴方を理解してくれるパートナーは
見つけて欲しい。
私たちが死んだら、
支えてくれる人が必要になるから。
大丈夫、必ずいるから。
必ず現れるから。祈っているから」

母の祈り。
私の祈りも願いも聞き入れてくれない神様は
母の祈りなら聞いてくれるのだろうか？