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なな子アメリカザリガニ
「閉経しそうだな」と思ったのは半年前で、「ソロウエディングをやりたいな」と思ったのは10年前だ。
かれこれ10年も「ソロウエディングやりたいな〜」なーんて、フンワ〜〜リ思っていたものだから、急に閉経しそうで慌てている。
そう、ソロとはいえ、この結婚は駆け込み婚なのだ。
「閉経する前にウエディングドレスが着たい」
なんてみっともないんだろう。きっと笑われるだろう。笑いたい奴は笑ってろ。わたしは着たいモンを着る。それだけだ。
「アナタ、もう自然排卵はしていませんよ。閉経はまだですが更年期ではあります」血液検査結果の紙に女医が書き込んでいく。
子どもが欲しけりゃ妊活しろってことだ。
うーーーん。無理。
まず、子どもを持とうとすれば、健全で健康で安定した収入のある、わたしと話が通じる男が必要だ。男と結婚したとて、今度は妊活、うまくいったとして、次は子育て。わたしは夢みる少女じゃいられない、現実を検討するオバさんだ。現実を検討した結果、子どもをもつことは無理と判断していいだろう。40を前にして、自然排卵終了。店じまいなわけで。婦人科を出て、涙も出るかと思ったが、出てこなかった。その代わり気持ちにケジメはついた。
『みんなが楽しそうに持ってる魔法のステッキ、わたしはもう手に入らないから憧れなくていい。嫉妬しなくていい。後ろめたい気持ちにならなくていい。だってもう自然排卵はないのだから』
「あなた、子どもは?」と聞かれる度に言ってやろう「いえ、ちょっと、身体の都合で、そういうことは、、、」事実そうなのだから、何も悪くない。気不味そうな相手の顔を前にニッコリ微笑んで「お気になさらないで、見た目ではわからないことだもの」と言ってやってもいい。
さて、そういうわけだから結婚式はソロでやると腹は決まった。そもそも、なんで10年も「やりたいな〜」で放置していたのかと言えば、ソロウエディングって何をやっていいかわからないからだ。
フォトスタジオに行きソロウエディングプランで写真を撮ってアルバムを貰って終了。というのが一般的なようだけれども。
じゃあ、わたしがやりたいウエディングって何だろうと考えたときに、それは、結婚式に向けてアレやこれやの準備を誰かと一緒にやりたかったんである。新郎がいれば、それは新郎の役割だが、今回はソロなのだ。

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KNE

☀️青

のーり
大七かな奥の松かな〜
#ふんわり

fas@ブル
コンテスト降格やし最悪w

よんす

くおり
無敵感すごい

まる

あてし

しるこ
ラブサイケデとはどんな作品?
「ラブサイケデ」は、独特な視点で描かれた作品で、主に以下の特徴があります。
ジャンル: サイケデリックな要素を取り入れた恋愛物語。視覚的にも感覚的にも刺激的な表現が特徴です。
テーマ: 愛や人間関係の複雑さを探求し、時には幻想的な要素を交えながら、現実と夢の境界を曖昧にします。
スタイル: 色彩豊かで、アート的なビジュアルが多く、視覚的なインパクトが強いです。音楽や映像とのコラボレーションも見られ、マルチメディア的な体験を提供します。
この作品は、観る人に深い感情や思索を促すような内容になっていて、ただの恋愛物語にとどまらず、自己探求や人生の意味についても考えさせられる要素が含まれています。

イーエ
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なな子アメリカザリガニ 投稿者
そういうわけですから、なな子アメリカザリガニのソロウエディングプロジェクトはいよいよスタートを切りました。
むむ
失礼ながら、ワクワクするお話ですね…! 最高のウエディングになるよう応援してます。
暗がり(通知死んでる)
いいぞ!!!誰にも文句は言わせねぇ!!!!!!
西田敏行
これ、新潮に寄稿してくれ。
コアラ(純正)🐨🌱
この投稿を読めただけでもGRAVITY始めた意味があったよ なな子、ふぁいと〜〜[星]