諸君、私は独占欲が好きだ諸君、私は独占欲が好きだ諸君、私は独占欲が大好きだ嫉妬が好きだ不安が好きだ束縛が好きだ監視が好きだ共依存が好きだストーカーが好きだメンヘラが好きだ面倒くさい人が好きだ重たい愛情が好きだ家で公園で電車で職場でコンビニでテーマパークで空港で病院で浴室で居酒屋で屋上で木陰の下でベッドの上で玄関の先でありとあらゆる場所で独占欲剥き出す行動が大好きだ俺の携帯の点滅した通知に気を惹かれ、すぐ不安がるのが好きだモヤモヤの気持ちを必死に抑え、目を逸らす仕草が堪らなく愛おしいだ時間場所構わず一日中電話を鬼のように掛けてくるのが上等だそれでも足らずに、何回も俺の言動を反芻して、仮想敵を作り出し自分を苦しめ続ける姿が狂おしいほど好きだ他の女の連絡先を片っ端から消してくれて、携帯の抜き打ち検査を何度も何度も繰り返すのが好きだ過去のことを何回も聞き出し、その度に今の気持ちを確かめて約束を重ねていくのが最高に痺れるだああ、静寂の音がキーンとする夜の中痛みが尽きぬ水滴のように、一粒また一粒胸を穿っていくそんな姿が何とも、何とも美しいだ私はこの狂気な、破滅的な、理不尽な歪な、病的な、満たされぬ渇きの様な独占欲を望んでいる