共感で繋がるSNS
GRAVITY(グラビティ) SNS

投稿

あさい

あさい

私は、恋愛を舐めていた。
昔から女の子に困ったことはなかった。
適当に微笑んでおけば、目が合えば、
勝手に惚れて告白してくる。
だから彼女作りたいのに作れない人の気持ちが分からなかったし、彼女を作りたいと願う人達の気持ちも分からなかった。
そんな私にも初めての彼女ができた。
その彼女と出会った時、私はこいつもチョロいと思い、暇だし少し弄んでやろうとした。
案の定、彼女は乗ってきた。
私は今までの経験で、人の好意や欲しい言葉などが手に取るようにわかる。
最初から彼女の好意に気づいていた。
あえて返信を早く返しラリーが続くと急に返信をやめて楽しんだ。
勉強を頑張っていると言われた時に、
〇〇のそういうとこ尊敬しつつ好きだよ。と、
ギリ友達か好きな人か分からないラインを
責め続けようと思った。
今までの相手なら、“ありがと!がんばる🥺“
と返してきて、1週間後に告られるというのが
多いパターンだった。
しかし、彼女は違った。
“私も好き“と、帰ってきた。
私は、想像以上にニヤけていたのだろう。
親から顔がおかしいと指摘された。
今までの人とは、違う回答に
私は、惹かれてしまったのだろう。
そこから電話に誘われ、電話をした。
彼女は、話題を用意していたのだろう。
今まで話してきた女の子の中で、
断トツ楽しく電話をした。
私は、自分にひとつだけコンプレックスを
持っている。声だ。
外見は、学校にファンクラブが出来るほどで、
性格は、女の子にこういうことをしなければ、
完璧と言わざるを得ないほど良いと言われる。
しかし、どうしても私は、自分の声が嫌いだった。そこを褒めてくれたのだ。
今まで声を褒めてくれた人は、1人もいなかった
そこで私は、彼女を本気で好きになった。
寝落ち電話をした次の日、電話に誘った。
そこで、眠くなると素直になり本音で話してしまうというという演技をした。
俳優をしている私にとって、電話越しの女の子を騙すなんて容易だった。
そこで彼女が、私に質問をした。
私が今告白したら、OKしてくれる?と。
私は、うん、でもするなら俺からが良い。と、
息をたくさん混ぜ、眠そうな声で言った。
電話越しでもわかる彼女の興奮する声や息遣いは、私は今でも忘れない。
私自身、とても高揚していた。
初めて自分から告白をする。しかも結果が分かりきっているこの状況が、どうしようもなく楽しかったのだ。
そこからお付き合いを始めた。
しかし、私はまだ彼女の顔を覚えていなかった。遊び相手程度にしか思っていなかったし、
1度見た時に、可愛いとは思わなかったからだ。
次会った時に、改めて告白させてくれ。と、
言った。さすがにブス過ぎるのは無理だと思ったからだ。
そこから週2回は電話をすることにした。
DMも即既読だし、1時間以内に返ってくるし、
3時間経ったら、とても謝ってきた。
私は、とても嬉しかった。
今では、1日1回返ってくれば良い方なのだが。
私は、適当に弄ぼうと思っていた相手を、
本気で好きになってしまった。
しかし、気持ちが少なくなったのだろうか。
相手は、返信をしてくれないし、電話も忙しいを理由に断るようになった。
おれの返信をしないのに、他の男とゲームをし、他の男を推していた。
しまいには、合コンに行きたいとまで言われた。
私は、どうしたら良かったのだろう。
今までの行いが悪かったのだろうか。
たくさんの女の子を踏みにじり、
自分の欲を満たしてきたのがいけなかったのだろうか。
彼女に対しては、全て完璧にしていたはずだ。
ちゃんと大切にしていた。
たまに嫉妬をしたり、嫉妬させたりして、
刺激も忘れずに与えてきた。
何がダメだったのだろう。
もう、何もかもが遅すぎるのだろうか。
気づいた時点で終わりなのだろうか。
恋愛とは、こんなにも難しく、儚いのか。
こんな想いをするのなら、
もう彼女以外と恋愛は、しないだろう。
私の心には、ぽっかりと穴が空いているようだった。
その穴は、どうしても埋まらない。
時間過ぎるの待ったとしても、頭の中はずっと彼女でいっぱいだった。
どこに行っても、誰と話していても、
何を食べても、何をしていたとしても、
彼女を思い浮かべてしまう。
もう私は、恋愛が、嫌いになりそうだ。
GRAVITY
GRAVITY
関連する投稿をみつける
話題の投稿をみつける
関連検索ワード

私は、恋愛を舐めていた。