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Kasishu✰·*

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今書いている小説の4章です。

#Kasishuの創作小説

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4章 見えない壁

 

「忘れなくてよかった……」

その声が頭から離れないまま、僕は翌日も橋の下へ向かった。

彼女はそこにいる。それなのに、なぜか遠く感じた。

 

「来たんだ。」

「…うん」

 

川の流れる音と、橋の下を通る風の音がやけに騒がしく聞こえ、彼女の声は遠くに消えていった。

僕は1歩、彼女の方へ近づこうとした。でも、その1歩が重くて近づけなかった。

そこには見えない壁があるように感じた。

 

「…どうしたの?」

 

彼女は不思議そうに首をかしげた。

 

「…なんでもない。」

 

2人の声が夕日とともに消えていった。

見えない壁の理由がわからないまま、時間だけが過ぎていった。
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