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ひで

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#夢日記
眠れる水槽(スリーピング・プール)― 完結編 ―
​第4章:寄生する善意
​背中の激痛に耐えながら、僕は夜の森を泥まみれで這い進んだ。辿り着いたのは、数日前まで僕を優しく迎え入れてくれていた、あの老人の家だった。
​「おじいさん、助けて……!」
​扉を叩くと、老人は驚く様子もなく僕を招き入れた。だが、その瞳には慈しみではなく、完成間近の作品を眺めるような、狂気じみた歓喜が宿っていた。
​「ああ、よく戻ったね、僕(ぼく)。あそこの『水』に馴染むには、一度強い恐怖を与えて精神を研ぎ澄ませる必要があったんだ」
​老人の手には、施設で見たものと同じ、脈動する半透明のチューブが握られていた。
「高収入の噂」を流したのも、僕を居候させたのも、すべては僕の肉体を「最適化」するための準備に過ぎなかったのだ。僕が逃げ出すことも、背中に追跡装置を兼ねた端子を打ち込まれることも、すべては彼の計算通り。
​「君の脳は、あのシステムの核になる。さあ、仕上げをしよう」
​老人が豹変し、手術用のメスを手に襲いかかってきた。その背後の暗闇から、施設の追手たちが静かに姿を現す。
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