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ぽんそ
―「即興する脳」の心理学』
ニック・チェイター/著
YouTubeチャンネル「ゆる言語学ラジオ」の『心は存在しない。【ビジュアルシンカー3】』を視聴して気になり、手に取った。
認知科学の理論家による書籍だ。
動画では「心なんて存在しない」というかなり強い言葉で要約されていたけれど、実際に本書を読んでいくと、
「私たちは即興で心を創作し、しかし創作しているとは気づかず、創作したものを現実的に感じている。その錯覚こそが〈心〉の正体だ」
という話だと思った。
心がないのではなく、心の深みがない。
ところどころ、「心はない」と言いながら「心」という言葉を用いる書き方に、ややこしさを感じるかもしれない。
それでも、ニック・チェイターの筆はとても良い。
言葉と意味をつなぐことが如何に困難であるかを記した上で、数々のメタファーを用い、様々な実験を引用して(それも読者が実際に体験できる視覚的な例を中心に)、一般向けに分かりやすく、論証を進めていく。
それらのレトリックを味わった結果が、この付箋の数だ。
「心に深みはない」という主張はもちろん、自分がいかに「すかすかな」人間かを突きつけてくる。私も例に漏れず、ニヒリズム的な思想に陥った。
でもその度に、筆者の人間らしさが垣間見える。「心には表面しかない」という考え方が役に立つことを願いながら、決して押しつけてはこない。
私は、自分自身にさえ騙されながら、心を創作し、言葉を紡ぐ人間である。
でもその考えを人にも当てはめたり、押しつけたりはしたくない。
言葉にすること、思考すること、解釈すること……それらは欺瞞かもしれないけれど、世界とつながる術だと思う。
だからこそ外に言葉を置く。他者の筆を受け入れる。
常に再解釈の余白が用意されていることが、〈心〉の醍醐味だと思うからだ。

コメント
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あき
ネットがきっかけで知り合った人は半年以上観察し、相手の視点を理解した上で飲みに誘うってのが長らく私のセオリーでしたが、結局すべて相性で決まるように思われます。どれだけ注意を払っても相性が合わなければ「お酒を酌み交わす」にいたりにくく、実際にお酒を酌み交わしてもあまり面白くないように思われます。
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そして、お酒はずっとビールとのこと。
これが相性か…
しかし、相性とは何かとなると難しい。
趣味趣向が同じとかはまた違う。
同じ価値観かっていうとそうではないこともある。
確かなことは1つ、対話の継続が苦ではないってこと。
美味しいベーカリーショップに出会うとうれしい


たからくじあたる

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美味しいコーヒー淹れるとか、
岩盤浴で寝るとか、
自然の中の空の近い場所へ行って深呼吸するとか…
心の中で、よく頑張って生きてきたねって、自分に優しくしてあげるとか

卵かけご飯
回答数 362>>
冒頭の「出来るだけ嘘は無いように・・・」で、心掴まれて、途中の、「悩んであなたは、自分を知るでしょう」で、これまでの人生の小さな答えがあり、本当に感動しました。
他の歌詞も綺麗です。
この歌は、長いスパンの人生の応援歌だと思います。それをコロナで辛い思いをしている若者に書いたことにも言葉に出来ない感動がありました。

ほしの
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ゆる言語ラジオ聴いてるんだー ビジュアルシンカーは3までいってたのね