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(՞ةڼ☢

宮下/み

こ〜ちゃん🌱
明日は、家族みんなの合同お誕生日会。 なんと同じ屋根の下に暮らす三人が、みんな今月生まれなのだ。 日付も近いから、「それなら一緒にお祝いしようか」と、自然と笑顔が集まった
こ〜ちゃんの役目は――もちろん、ケーキ作り
「買ってきてもいいけどさ…やっぱり、ちょっと小さいんだよなあ」 近くの洋菓子店のショーケースを思い浮かべながら、こ〜ちゃんは少し笑った。 あの小さな箱の中のケーキも確かにおいしそうだけど、 値段と見た目を比べると、どうしても“家族の笑顔にちょっと足りない”気がしてしまう
「よし、今回も自分で作るか」
今年は、すでに二度ケーキを焼いている。 孫の誕生日、そして遠くの親戚が遊びに来たとき―― どちらのときも、ふんわり膨らんだスポンジの香りが家中を包み、 「こ〜ちゃん、すごい!」という声が聞こえた。 あの瞬間の嬉しさを、また味わいたい。
今回も使うのは、愛用の電気圧力鍋。 温度を一定に保ち、タイマーで見守るだけで、 失敗知らずのきれいなスポンジが焼ける相棒だ。 ふっくらと膨らむ様子を眺めていると、 まるで家族の笑顔が少しずつ形になっていくような気がする。
「明日は忙しくなりそうだし、今夜のうちに焼いておこう」 そう呟いて、こ〜ちゃんは卵を割る。 白いボウルの中で、バターの香りと砂糖の甘さが混ざり合い、 キッチンに優しいぬくもりが広がっていく。
ポフッ…と生地の泡が弾ける音。 圧力鍋の小さな蒸気音。 それはまるで、明日の笑い声の予告のようだった。
明日はきっと、賑やかで温かい一日になる。 三人の笑顔の真ん中に、こ〜ちゃんの手作りケーキが静かに座っている。 そしてその上には―― 「おめでとう」の気持ちが、そっと積み重なっていくのだ。









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