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ひで

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#夢日記
悪夢のドライブ
妻と僕は、見慣れない屋外で何かを探していた。おそらく鍵のような、失くしてはならない大切なものだった。僕が一人で探し続けていると、不意に一台の車が目の前に停まった。すると、顔見知りのような、しかしどこか不気味な笑みを浮かべた老女がどこからともなく現れ、車を指さして「こっちよ」と手招きした。
なぜか僕は、まるで昔からの知り合いであるかのように、自然にその誘いを受け入れた。抵抗する気持ちなど一切湧いてこなかった。
しかし、老女は何も渡してこず、ドアが閉まり車は走り出した。目的地を告げないまま、スピードを上げていく車内。騙されたと悟った僕は、「止めて!」と叫んだが、老女はただニヤニヤと笑うばかりで、何も答えてくれない。その間にも車はどんどん見知らぬ場所へと僕を連れ去っていった。
焦りが募り、「車から出してくれ!」と懇願したが、老女の左手が僕の腕を掴み、決して離そうとしなかった。その力は尋常ではなく、僕の右腕はまるで固定されたかのように微動だにしなかった。
絶望的な状況の中、車はついに交差点で減速した。それが最後のチャンスだと直感した僕は、残された力を振り絞り、老女の手を振りほどいた。そして、後部座席の左側のドアロックを解除し、走行中の車から飛び出そうとした。
その瞬間、老女の声が車内に響き渡った。「ダメよ。あんたは今から遠い国に行くんだから」。次の刹那、鋭い痛みが僕を襲った。老女が手に取ったボールペンが、僕の身体に突き立てられたのだ。
その痛みとともに、僕は夢から覚めた。
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