共感で繋がるSNS
GRAVITY(グラビティ) SNS

投稿

とかげ✯🦁‪✯‬

とかげ✯🦁‪✯‬

#星祈りの跡創作祭
タイトル:星の調和(ほしのちょうわ)
遥か遠い空の上、星々が優しくささやく国「ルミナリア」には、ふたつの種族が暮らしていました。
ひとつは天使族。やさしさと守護の力を持ち、月の光とともに希望を届ける者たち。
もうひとつは星精族(せいせいぞく)。夜の魔法を操り、星の輝きを育てる知恵の民。

星精族の少年アルテミスは、角つき帽子と魔法の薬瓶を手に、毎晩、星の光を集める旅をしていました。
ある満月の夜、彼は偶然、翼を持つ天使の少女ラフェルと出会います。
ふたりは最初、言葉を交わすこともなく、お互いを不思議そうに見つめていました。
でも、ラフェルが微笑みながら手を差し出したとき、アルテミスの心の奥がふわりと温かくなりました。
その手を取った瞬間、月がふたりの後ろでまばゆく輝き、星たちが喜びの音を立ててはじけました。
「あなたの魔法、あたたかいね」
「きみの光も、静かでやさしい」
言葉が交わされるたび、ふたりの間に小さな絆が芽生え、雲の上でそっと肩を寄せ合いました。
やがて星空は、今までにないほどの輝きを放ちました。
それは――天使と星精が心を通わせた証。世界の夜が、ほんとうの意味で「平和」に包まれた瞬間でした。
ふたりはそれからも、毎晩いっしょに夜空を旅しました。
ラフェルが希望の羽根で風を起こし、アルテミスが魔法の薬で星を育てる。
そしていま、あなたが空を見上げたとき――
どこかでそっと寄り添い、世界にやさしい魔法をふりまくふたりの姿が、星の間から見えるかもしれません。
GRAVITY
GRAVITY13
話題の投稿をみつける
関連検索ワード

#星祈りの跡創作祭