ぜつみょうがおのかわたひなちゃん、どことなくいろけをかんじてあどけなくてかわいすぎる！

生きていると、どうしても戦わなければならない、しかも勝たなければならないタイミングがある
それが今日だ

腹を空かせた私は、国道16号沿いにあるラーメン店を思い出した
15年ほど前に別店舗へ行ったことがあるチェーン店で、喜多方ラーメンの店だ
懐かしく、近いうちに食べたいと思っていたところである

店に入ると20:45がラストオーダーで、21:00閉店ですが大丈夫ですか、と訊かれた
ラストオーダーから15分で閉店だと？そんなバカな、嘘だろと思いながら時計を見ると20:43だった
この時間から注文して21:00に出れるだけのスピードで提供できるのか、と思いながら、いま注文してすぐに作れるのですか？と尋ねると、注文がお決まりでしたらすぐに提供できますとの返事をもらった

これは店と私の胃袋、そして火傷との勝負だと思い、席に着くやいなやメニューを開き何も考えずに注文した

全部のせラーメンに半チャーハン唐揚げ3個セットで

店員のお母さんは早口で復唱して去っていく
20:44の出来事である

待つことおよそ7分
20:51にラーメンとチャーハンが提供された
まずはラーメンを一口、さらにチャーハンを一口いただく
懐かしい味だ
以前より少ししょっぱい気がする
続けて二口三口と攻略していく
すると唐揚げが目の前に飛び出す
時刻は20:53である

お母さんの顔に、笑顔が張り付いている
お前にできるのか
そう言っているように見えた

まず私は唐揚げの一つを半分に千切り、片方を口に放り込む
とても、熱い
上顎の火傷は免れない
とはいえうまい
一口で半分をいただき、レモンを残りの唐揚げに絞る
さらに半分を口にいれ、温度を下げるためにもう一つの唐揚げを半分に割って、ラーメンを頬張った

やがて全て平らげ、レジに向かう
時刻は20:58
そこには男になった私と、それを憧れの目で見つめるお母さんの姿があった

店内には私より前に入った客が全員残っていた