～完～｜まみたの投稿-GRAVITY(グラビティ) SNS

「浮きこぼれ」をしていた子供の話

幼少期から抱えているけれど、自慢だと思われてしまうから誰にも話せていないもやもやです
長いのでお暇なときに読んでいただけたら嬉しいです

自分は勉強に関して早熟なタイプで、小学生の頃は学校の授業を聞いていれば全部分かって、テストもうっかりミス以外は全部満点が取れた

授業は「新しい情報を聞いてワクワクする時間」として楽しみたかったので、教科書の先取りはしなかった

同級生とは知っている言葉がいろいろ違って、話が通じなかったり、向こうから「違う世界の人だから」という扱いをされることも多かった
中には話の通じる同級生もいたが、ほとんどが男の子で、同じコミュニティに入るのは難しかったし、女の子も中学校からは私立に行ってしまった

「（運動以外は）どうせ何をやらせてもあの子が一番だ」「あの子には敵わないから頑張ったって面白くない」
そんなことを言われているのがたまに聞こえてきた
そういう空気の中では自分もやりづらかったが、頑張りたかったから精一杯やった

飛び級があったら、と何度も思った
あるいは話の通じる数少ない同級生たちと、隔離された空間で何の負い目もなく学べたら、と思った
宿題は嫌いだったが勉強自体は好きだった　知ることが楽しかったから

家庭で不幸な事故が重なり、高校生で不登校になった
数年引きこもったあと予備校に通って、授業に出る練習をした
体験入学をして結局入らなかった予備校の生徒情報シートには「4浪」などと書かれた
あのとき飛び級をしていたら、4浪のうち1,2年くらいは相殺できていたのではないか？と思う

不公平だ、と思った
小学生の頃なら勉強が追いつかなくても卒業できて、ストレートで高校まで卒業できて、浪人という扱いにもならないのに

未だに日本では、高校生以下に飛び級が導入されるなどという兆しもないけれど
私の住む世界に飛び級があったなら、私の人生はどうなっていただろうか、と時々思う

飛び級を導入するデメリットをネットで調べると「年齢の違う同級生と話が通じなくなる」というのが挙げられているが、
そもそも年齢だけで集められているせいで、発達の程度や方向性が違う子たちは話が通じない場合があるのである
年齢が正義か？という疑問を抱いている

長くなりました
読んでくださりありがとうございました