上着を引かれ、振り向くと。照れくさそうに、はにかむ年下恋人。問えば、「なんでもないです」とは、返ってくるものの。(そっか) 自分にとっては、「日常」の一部となっていても。こいつは、違うのかもしれない。不安に、陥りやすい部分もある、から。「こいよ」 自分から、手を握ってやった