悲しい逸話に隠されたかぐや姫の起源

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リピート💫

2025/03/21

今日はリピの歴史よもやま話に少々お付き合いください (´-ω-`)

かぐや姫のモデルとなった迦具夜比売命の父、または皇后の悲しいエピソードで知られる第１１代の垂仁天皇は、その晩年に永遠の命をもたらすとされる非時香菓（ときじくのかくのみ）を探すため部下である田道間守を常世の国へ送りました。１０年後、見事に非時香菓を持ち帰った田道間守ですが、時すでに遅く、その前年に垂仁天皇は亡くなっており天皇の元へ実を持ち帰る目的を果たせなかった田道間守は垂仁天皇御陵のそばでその後を追ったそうです。

この非時香菓とは『橘』のことだと日本書紀に記されており、日本にもたらせれた最初の柑橘類とされています。また橘の花は非常に香しく古今和歌集にも記載があるほどで、平安時代の女性の間では裾に橘の花を入れて香水の代わりとしていたこともあるようです。現在でも京都御所には『右近橘、左近桜』として橘の木が植えられており、また５００円硬貨にも橘が描かれています。

そんな橘ですが現在は『絶滅危惧種』に指定されており存続が危ぶまれています。ネット橘の苗木が販売されているのでリピ家に１本購入しようか迷っているところですが、橘は寒さに弱いそうでマイナス５度以下に下がるリピの実家では木が枯れてしまうおそれがあるそうです、残念。まぁいずれにせよ橘は暖かい地方の神社でごく稀に植樹されていることがあるそうなので、そんなエピソードを感じながら橘を愛でたいなと思う今日この頃です (о´∀`о)

五月待つ
花橘の香を嗅げば昔の人の
袖の香ぞする