来年こそは自分の道を見つけるぞ！

「正倉院THE SHOW」

まずいちばん重要なポイントは
「宝物実物の出陳はありません」ということ
そりゃそうやんね、正倉院が開くのは天皇陛下のお許しが出る秋、年一度だけ
見せてくれるのはレプリカだけ
私をひきつけたのはあの「蘭奢待」の香りが聞ける！ということ

入ってみると、そのレプリカが美しい！
当時の超絶技巧をできるだけ当時の素材で復元したとのこと
いわば、聖武天皇が愛でたころに近い状態で見られるということ
しかも間近で！
正倉院展で見られるホンモノにはそのものに1300年の歴史が刻まれているというドラマチックなオーラを感じますが、残念なことに目の悪い私には模様がくすんでよく見えない
こういう、美しいレプリカを見られる機会もそうないのでじっくり見させてもらいました

最新のデジタル技術を駆使して宝物をあらゆる方向から巨大スクリーンに映し出し、天平模様に包みこまれていくような没入型の「光の間」
これずーっと見てられるな

昭和20年代〜30年代に録音された天平時代の宝物楽器の音が聞けたり、
ホンモノの正倉院展では見せてくれない
年に一度の正倉院の開封の儀、天皇の親書を封じ込めまた扉を固く閉じる閉封の儀も見られたり、とても興味深い内容でした

そしてあの「蘭奢待」
その名のなかに「東大寺」の名前が入った
香木
歴代天皇、将軍、天下人がこれを持つことがステータスとなった伝説の香木の香りが現代科学の技術で再現
いったいどんな香りがするのーーー？！

その香りが聞けるガラスケースがずらーっと並んでいてクンクンし放題という
何と言う贅沢！

うーん、どれをクンクンしても（みんな同じです）お香というより、ソフランアロマリッチ的な香り？✨　いい香りではあります
足利義政も織田信長も明治天皇もこの香りを楽しまれたんですね
感慨深い…

博物館の窓からは夏雲に覆われた大阪城が見えました
なにわのこともゆめのまたゆめ
　
#博物館巡り #大阪歴史博物館

今年も終わるので締めの挨拶を…