「絶対に誰も傷つくべきではない」が正ではないとするのは、確かに傷を負った人の前で言うのはそりゃ憚られようものだが、社会というのは、一定度それが致し方なしとされるものだと思う。そしてその程度を測る、大小を見極めるのは極論、曖昧に審査される外ない。故にそこにこそ知性を求められたい。