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クレバ⭐︎彡
ただ、愛した。矛盾と不条理のこの世界で、全てを懸けて。
これは、ヤクザという生き方を選んだ男の3つの時代にわたる物語。
荒れた少年期に地元の親分から手を差し伸べられ、親子の契りを結んだ男・山本。
ヤクザの世界でのし上がる彼は、やがて愛する≪家族≫とも出会う。
ところが、暴力団対策法の施行はヤクザのあり方を一変させ、因縁の敵との戦いの中、生き方を貫いていくことは一方でかけがえのないものを失うことになっていく――。
はい、この映画を見て色々考えさせられる衝撃を受けたクレバです。
初めは綾野剛版の「狐狼の血」なんだろうかと思って見たわけ。
雰囲気的には近いかもしれないけど、中身は別もの。
最初見る前ははヤクザ一家の話かと思いきや、これは綾野剛が演じる山本の生き様を描く映画と言っていいんかなー。
1999年、2005年、2019年の3つの時代を軸にヤクザと家族を上手いこと映画にしてます。
1999年、両親を亡くしただの不良少年だった山本たち3人の若者が、ふとしたことでヤクザの親分を助けたことで、ヤクザの仲間入りをするんだけどさ、ヤクザの親分を演じた舘ひろしの存在感よ。
優しくもあり怖くもあり、まさに父親な感じ。
2005年、ヤクザとして成長した山本はある女性に出会って恋人になり、家族が出来そうになった時に、昔からの連れだった友人が、まぁ、殺されてしまうわけ。
そりゃあ復讐しにいくよね。それでまぁ、色々ありやっちまうわけよ。
2019年、出所した山本を待っていたのは昔みたいな勢いを無くした組や、元恋人や連れたち。
変わってしまった時代に山本はどう生きていくのかみたいな話。
これはね、良かった。
ヤクザ=悪い人なのは間違いないかもしれないけど、出所してもまともな人間扱いされないとか問題があるんだけど、山本は懸命に生きていくわけ。
元恋人とも仲直りし、昔の連れとも一緒に働き、また昔みたいな幸せを手に入れるかと思いきや…。
んまぁ、続きは見て確かめてくれよ。
ラストの主題歌も歌詞がまるで山本のことを歌ってるみたいで、少し泣きそうになった。
マジで、良い。それしか出てこない。
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