インフル看病中の奇跡：母親の奮闘記

神様。私はいま能力の割には意外と頑張って能力以上の事をやっているんじゃないかと、おこがましいかもしれませんが正直思うんです。

息子のインフル看病。父のコロナ看病。母の認知症介護。犬のセオ君とフェレットのクアンちゃんのお世話やお散歩。この2週間はそこに加えて買い物と全員のごはんも3食作っていました。

息子と父の氷枕&冷えピタを2時間ごとに貼り替え。薬とOS1をしっかり飲ませ。体温を測りつつ体調はどうかとこまめに質問し。その間、認知症が加速している母からの暴言や迷言や妄言にも優しく対処してきました。

なのにこの結果はひどいです。

確かに私は大人のくせに毎年サンタさんに食洗機を下さいとお願いしてきました。それは事実です。しかし最近ではサンタさんに頼る事をやめ、自力で食洗機を買おうと決意していた所でした。

それは一応、被プレゼント者である私がサンタさんに歩み寄る形となる為、75,000円の食洗機の代わりにと言っては何ですが、かなりお安い7,000円の分岐水栓を代替案として私の方からご提案させて頂こうとさえ考えていました。偉くないですか？偉いですよね？

そう、私はついに自分の心の中の幼稚性とオサラバし、長年お付き合いのあった他力本願寺の檀家を辞めて大人の階段を今まさに上らんとしていた所だったのです。

しかしあなたがプレゼントしてくれた物ときたら、これは一体どういう事なのでしょう。

あなたは精一杯やっている人間つまり私に対してこのような物をプレゼントした。あなたはサンタさんなのにそんなご自分を本当に胸を張って『ヨシ』と出来るのですか？ご自身に本当にオーケーを出せるのですか？私が長年信じていたあなたはそんな人では無かった筈です。きっと何かの間違いでしょう？そうですよね？

だから私は、このように今回裏切られてもまだあなたを信じます。今年のクリスマスには、あなたは食洗機が欲しいという私の願いをきっと叶えてくれる事でしょう。

こんなに頑張っている私にあなたが今回ご褒美としてプレゼントしてくれた物。

それは先ほど判明した『コロナ陽性』などでは、断じて無い筈なのです。

_(:3 」∠)_

ﾊﾞﾀﾘ…