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マーチン

マーチン

数年に一度、めぞん一刻熱をぶり返し
再読を繰り返す、そんな中毒性の高い作品
近年、ラノベ的な作品が流行っているけど
ご都合主義の権化の様なあんなものとは
真逆をいくのが本作なんだよね。
以前、仕事の関係でとあるラノベに目を通して
おいてくれとクライアントに言われて読んだが
たかだか数ページで学校イチいじめられっ子で
デブの主人公が、美人の生徒会長から好かれて
更に実は凄い能力の持ち主っていう雑な展開に
気分が悪くなり、クライアントから借りた本を
床に叩きつけた事がある。
マジふざけんじゃねえよ、クソが!

それに対して、めぞん一刻の五代くんときたら
優柔不断でドン臭くて、トラブルに巻き込まれ
所謂、持たざる者なんだけども、心根は優しく
そんな彼をそっと見守る様な響子さん。
互いの好意に気が付きつつも、あらゆる障害が
常につきまとい、その愛が育まれること約7年
五代くんは浪人生〜大学生〜就職浪人〜正職員
と波瀾万丈ながらも着実に成長する。
反面、響子さんは未亡人の管理人という立場は
不動のまま、全てを持つ三鷹さんと持たざる者
五代くんとの間で心は行きつ戻りつ、心の中に
居る亡き主人惣一郎さんの影は常にあった。
響子さんの心は時折、少女に子供かえりをして
歳下の五代くんとあべこべになる時があったが
それは彼の成長、つまりやっと大人の男として
響子さんに追いついた証でもある。
青年から大人になる事で、響子さんの心の中の
亡き夫である惣一郎さんと初めて対峙する事が
出来たのだ。
この世に居ない人の事で気を揉んだり、嫉妬を
したりした結果、それを含めて彼女を貰うって
宣言した五代くんの成長は素晴らしい。
約7年かけただけのドラマの厚みがあるんだよ
自分の中では向田邦子か高橋留美子ってくらい
生活作品としての素晴らしさが本作にはある。
夜の西武線の車窓から見える数多の街灯りの中
好きな人を思い浮かべる五代の姿は他人には
思えないものがあった。

また、読み返さねば…(=^x^=)
GRAVITY

ビギン・ザ・ナイト

PICASSO

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コメント

とんこ

とんこ

1 GRAVITY

めぞん一刻大好きです…!アニメも原作も…懐かしい[大泣き]

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マーチン
マーチン
アニメはギャグ要素が強めですけど 原作の後半とかは、惣一郎さんの存在 にいよいよ二人とも対峙するといった ドラマが深かったですね。
1 GRAVITY
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